卒論題目発表会

今日は私の通う学科の卒論の題目発表会がありました。3年生の皆さんの卒論のテーマを知ることができて興味深かったです。

それらのテーマの中で、特に興味があったのは『古事記』から死生観を読み取ろうというテーマです。

ところで、「古事記」という語でアマゾンを検索してみると、一番最初に竹田恒泰の『現代語古事記』が出てきます。

現代語古事記: 決定版

現代語古事記: 決定版

卒論に『古事記』を選んだ方には、ぜひ間違っても『現代語古事記』をテキストとしないようにしてもらいたいものです。その方の資料には倉野憲司校注『古事記』(岩波文庫黄1-1、岩波書店、1963年)をテキストにするとの事なので無用の心配なのですが。

古事記 (岩波文庫)

古事記 (岩波文庫)

この岩波文庫版『古事記』は、もともと岩波の「日本古典文学大系」に収められていたものを文庫化したものですが、脚注が減っているのでぜひ「日本古典文学大系」版の方で読んでいってほしいものです。

まあ、こんなことは指導教員の先生から言われていることでしょう。後輩の皆さんには、ぜひ残っている時間を有効活用していただきたいです。