盛り上がる日本中世の大乱

今、巷では応仁の乱が流行っています。

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

この本が火付け役となりました。かくいう私も発売直後に購入しました(が、いまだに読み終えられていません)。

このブームに乗っかって洋泉社、宝島社からムックが出ました。

歴史REAL応仁の乱 (洋泉社MOOK 歴史REAL)

歴史REAL応仁の乱 (洋泉社MOOK 歴史REAL)

新説 応仁の乱 (別冊宝島 2570)

新説 応仁の乱 (別冊宝島 2570)

私はどちらも購入しましたが、中公新書の『応仁の乱』を読む際にイメージしやすくなるなあと思いました。興味のある方は書店で手に取ってみてください。

洋泉社の方は全ページがカラーだから見ているだけでも楽しいです。一方、宝島社の方は執筆陣がすごいんです。家永遵嗣先生、榎原雅治先生、清水克行先生、山田康弘先生等々、その筋の方にはたまらないメンツばかりです。

しかし、宝島社の方の欠点を挙げるなら、井沢元彦にも書かせていること。なぜ、素晴らしい先生方の論考の最後に井沢のエッセイを載せたのか。井沢は「作家」であって「歴史研究者」ではないのだから、わざわざ載せる必要もないと思うのです。むろん井沢の作家としての活動を否定するわけではないのですが。